- あなたは今、こんな悩みを抱えていませんか?
- 接客から事務へ転職したいけど、後悔しないか不安
- 接客とは違った事務の我慢ポイントを教えてほしい
- これから事務でやっていけそうか判断したい
こんな悩みを解決します!
- この記事の信頼性
私は新卒で接客(コーヒー会社の飲食店)を1年半経験し、その後は7年以上事務員として勤務しています。
事務歴7年を超える私が、事務に転職するなら覚悟しておくべきことを紹介するよ!
- 本題に入る前に
接客が辛くなって事務に転職したい
事務への転職理由、こんな風に考えていませんか?
辛いことから逃げるのは悪いことではありませんが、現職の辛さばかりに気を取られていると転職失敗の可能性が高くなります。
どんな仕事にも辛さや我慢ポイントは付き物。
現職から逃げるように転職すると、転職後の現実を見極める力が低下してしまいます。
転職を後悔しないためのポイントは、転職後のこともよく考えどんなマイナスポイントがあるかをきちんと理解しておくこと。
この記事では以下の項目について紹介していきます。
- 接客から事務へ転職する前に覚悟しておくべきこと
- 事務員が被るデメリット
- 事務への転職を後悔しないための対策
この記事を読めば、接客から事務への転職で後悔することはありません。
ぜひ最後までお読みください。
新しい職種にチャレンジする場合、転職で失敗しないかという不安は誰にでもあります。「イメージと違った」と後悔しないためのポイントは、転職することでどんな生活を目指したいかをしっかり考えておくこと。この記事では『接客から事務へ転職して良かったこと5選』について紹介しています。
接客から事務へ転職する前に覚悟しておくべきこと4選
接客から事務へ転職する前に覚悟しておくべきことは、下記の4点です。
- 仕事がマンネリ化して飽きやすい
- 個人で評価してもらうことが難しい
- 職場の人間関係が悪いとストレスが多くなる
- 運動しないと太る
仕事がマンネリ化して飽きやすい
事務は接客とは違い、仕事の変化が少なくマンネリ化しやすい仕事です。
仕事がマンネリ化すると、以下のようなデメリットが考えられます。
- 仕事に飽きてしまった
- やる気が出ない
- 楽しくない
1日の1/3の時間を仕事に捧げているのに、こんな状況では何のために仕事をしているのか分かりません。
事務は「生活のために働いてる」って人が多い印象。
事務の仕事がマンネリ化する原因は下記の2点が挙げられます。
- 仕事がマンネリ化する原因
- ルーティンワークが多い
- 依頼事を正確に処理することを求められる
それぞれ解説していきますね。
原因1. ルーティンワークが多い
事務の仕事はほとんどがルーティンワークです。毎日、毎月、毎年、決まった仕事を処理していくことが仕事になります。
例えば経理事務の場合はこんな感じ。
- 毎日:似たような伝票処理を繰り返す
- 毎月:同じ手順で月締め処理を繰り返す
- 毎年:同じ要領で決算処理を繰り返す
お客さんメインの接客業とは違い、事務処理がメインの事務職。最初はどんなに新鮮に感じても、慣れてきた頃には必ず『飽き』がきます。
だいたい2年目ぐらいで飽き始めるね。
毎日毎日似たような仕事をこなすばかりでは当然ですね。
- 仕事の効率化を追い求める
- 専門知識の勉強をする
- 心を無にする修行をする
長く事務を務めるためにはこのような工夫が必要です。
原因2. 依頼事を正確に処理することを求められる
事務は依頼されたことを正確に処理することを求められます。余計なことをしないで素直に処理することが仕事です。
余計なことって何?
例えば営業事務の場合、営業の代理とはいえ下記のことを勝手に判断してはいけません。
- 営業に依頼されたこと:商品Aを10個発注
- 自己判断したこと:10個ではすぐになくなると思い、あえて商品Aを20個発注した
良かれと思ってやったことでも、それは営業事務が判断することではありません。「なにやってんねーん!」と怒られても仕方ありません。
営業事務はあくまでもサポート役。出しゃばっちゃダメ!
事務には「自分の判断で行動する」裁量権が少なく、仕事はマンネリ化しやすくなります。
- 裁量権のある会社を選ぶ
- 事務が活躍している会社を選ぶ
自分でも考えて仕事をしたい人は、このような会社を選ぶ必要があります。
個人で評価してもらうことが難しい
事務は接客業のように『店舗売上』がなく、個人で評価してもらうことが難しい職種です。
評価をしてもらえないことによるデメリットは以下の通り。
- やる気がなくなる
- 仕事量が多いと割に合わなくなる
- ストレスで会社を辞めたくなる
どんなに頑張っても評価が変わらないなら、仕事を頑張る意味を見いだせなくなります。
省エネで仕事して給料もらえればいいや~って気持ちになっちゃう。
事務が個人で評価してもらうことが難しい原因は次の通りです。
- 事務が個人で評価してもらうことが難しい原因
- 成果が見える仕事ではない
- 評価する上司に左右される
詳しく解説していきます。
原因1. 成果が見える仕事ではない
事務は接客業のように成果が見える仕事ではありません。ノルマがあるわけでもなく、毎日淡々とルーティンワークをこなしていく仕事です。
例えば事務の仕事と言えばこんなものがあります。
- 電話/メールの問い合わせ対応
- 書類のファイリング
- 資料作成
これらの仕事を数値化できないわけではありません。しかし「件数が多いから評価がいい」という評価基準を設けてしまうと評価が単純すぎます。
事務に対してどのような評価基準を設けるかは難しい話なのです。
事務はどちらかというと、ミスがマイナスされる減点方式!「出来て当たり前」と言われる世界だよ。
事務は企業の利益に直接貢献できないので、評価基準は曖昧です。企業によって事務の評価基準は大きく変わります。
- 業務の効率化を提案する
- 必要な資格を取得する
事務が少しでも目に見える成果を上げるには、このような能動的な行動が必要になります。
原因2. 評価する上司に左右される
事務は普段の働きぶりで評価を受けるしかありません。しかしあなたを評価する上司が適当だと、納得のいく評価を受けることは難しくなります。
例えば昇給前の面談にて。こんな上司の場合は要注意。
- 普段関わりが薄いくせに、よく知ってるような口ぶりをする(見当違い)
- 「あなたに直すところはありません」と一言で済ませて向き合わない
- もはや面談すらしない
数字で評価されない事務にとって、上司の評価だけが頼りになります。ところがその上司がこんな適当な奴では当然納得できませんよね。
これは全部私の実話です。もうそろそろ手が出そう・・・!(プルプル
自分を評価してくれる唯一の人が適当だと、もうどうすることもできません。
- 評価制度が明確な会社を選ぶ
- 上司に対しても評価制度がある会社を選ぶ
正当な評価を受けられる会社を選択するようにしましょう。
職場の人間関係が悪いとストレスが多くなる
事務は接客業とは違い、職場の人間関係によって仕事環境が大きく変わります。
人間関係が悪い職場に勤めた場合のデメリットは以下の通り。
- スムーズに仕事ができなくなる
- 会社に行くのがしんどくなる
- 仕事以外のことで振り回されて疲れる
普通に仕事をしているだけでも疲れるのに、さらに人間関係のごたごたに巻き込まれるとその何倍も疲れます。
いい大人なんだからしっかりしてほしいよね。
事務が職場の人間関係によってストレスが増える原因は下記の通りです。
- 職場の人間関係によってストレスが増える原因
- 職場の人と接点が多い
- 職場以外の人間関係の逃げ道がない
それぞれ解説していきます。
原因1. 職場の人と接点が多い
事務は接客より職場の人との接点が多いです。その分、人間関係が悪いと仕事環境にダイレクトに影響します。
例えば企業で働く事務が関わるのはこんな人。
- 同じ部署の上司
- 同じ仕事を担当する先輩
- 新しく入社する新人
- 仕事上やり取りの多い他部署の同僚
事務は毎日このような人々と密接に関わります。職場の人と会話しない日はありません。
毎日「嫌だな」って感じる人と会話するってゾッとするよね。(ゾゾゾ
これが毎日笑顔が溢れる人間関係良好な職場なら天国ですが、毎日怒号が飛び交う家畜小屋のような職場なら地獄行き。
- 職場の雰囲気はどうか
- 一緒に仕事をする人はどんな人たちか
- 職場見学が可能か
入社前にこのようなことを調査しておき、人間関係が良好な職場を選ぶようにしましょう。
原因2. 職場以外の人間関係の逃げ道がない
事務は接客と比べてお客さんと関わる時間はかなり少ないです。必然的に職場以外の人間関係の逃げ道がなくなります。
例えば、比較的お客さんと関わることの多い営業事務でも時間にすればこんなもの。
- 取引先との電話:1日5~20分
- 取引先とのメール:1日10通~30通(時間にして1日20分~1時間)
- 取引先の来客対応:1日0分~5分
全ての最大値を合計したとしても、お客さんと関わる時間は1日1.5時間程度です。1日の大半を接客に費やす接客業と比べるとその差は歴然。
気持ちの良い対応をしてくれる取引先だけが心の拠り所。でも接する時間が短すぎる。
事務は狭い個室の中で職場の人と仕事をこなさなければなりません。
- 職場で信頼できる仲間を作る
- ややこしい人には関わらないようにする
- 鋼の心を手に入れる
職場の人間関係で精神をやられないためにも、このような工夫が必要となります。
運動しないと太る
事務は接客とは違い、運動を意識しないとすぐに太ります。
太ることのデメリットは以下の通り。
- 健康を損なう
- 見た目が悪くなる
- 疲れやすくなる
ただでさえ女子は万年ダイエッターが多いのに、これ以上ダイエットしろだなんて苦痛でしかありません。
体型と筋力維持できる薬が10万で買えるなら絶対買うレベル。
事務員が運動を意識しないとすぐに太ってしまう原因は以下のものが挙げられます。
- 事務員が運動を意識しないとすぐに太ってしまう原因
- 動くことが少ない
- いつでもお菓子を食べられる
- 出張や旅行のお土産をよくもらう
それぞれ解説していきますね。
原因1. 動くことが少ない
事務は接客とは違い動くことがあまりありません。PCを使って仕事をすることがほとんどなので、座っている時間がとても長いです。
例えば今の私の一日の座位時間は以下の通り。
- 勤務時間:7時間半
- 立つ時間:2分(ほぼトイレ)×5回=10分
- 座位時間:7時間20分
これは結構極端な例かもしれませんが、実際私が座っている時間はこんなもの。仕事だけでも1日の1/3近くを座って過ごしています。
自分で書いててびっくりした・・・!動かなさすぎ!
前職ではもう少し動くことが多い事務をやっていましたが、それでも座っている時間は6時間を超えていました。お尻がぺったんこになってしまいそうですね。
- トイレはこまめに行く
- 1時間に1回は立ち上がる
- たまに身体をストレッチする
これらは事務によくある「肩こり・頭痛・腰痛」の予防にも有効です。健康的に事務の仕事を続けたいなら、このような対策が必要となります。
原因2. いつでもお菓子を食べられる
事務の仕事場にはお客さんの目がありません。周りは社内の人間ばかりなのでいつでもお菓子を食べられる環境です。
例えば事務のお菓子タイムはこんな時間。
- 昼休み前の小腹が空いた時間にお菓子
- 食後のデザートにお菓子
- 一息ついた15時にお菓子
お菓子タイムはいつでもあります。
特に女子の多い職場だと定期的にお菓子配りが始まることも。自分でお菓子を買わなくても常に引き出しはお菓子まみれになってしまいます。
嬉しいような悲しいような・・・。
空腹は身体を動かさないと余計に気になるものです。静かな職場だとお腹が鳴るのを阻止するためにお菓子を食べたりもします。
- お菓子はナッツ類にする
- 一日の限度を決める
お菓子の食べ過ぎで太らないためにも、食べ方を工夫していくことが求められます。
原因3. 出張や旅行のお土産をよくもらう
オフィスで働いていると、出張や旅行のお土産をもらうことがよくあります。好意で受け取ると机の引き出し一角はお菓子でパンパンです。
例えばよくもらうお土産品はこんなもの。
- クッキー
- おせんべい
- 饅頭
- マフィン系の洋菓子
これぐらいであればまだ可愛いですが、中にはシュークリーム・アイスクリームといったヘビー級の手土産をもらうこともあります。
気持ちは嬉しいけど、その場で食べないといけないやつは結構困る。
チームワークで働くからこそこのような気遣いが起こるわけですが、「いりません」と断るのも心が痛むもの。
- 持ち帰って家族の誰かに食べてもらう
- 太りにくい午前中に消化してしまう
もらったお菓子で太らないために、このような対策をしていきましょう。
まとめ:事務の仕事環境に耐えられるかを判断しよう
今回は『接客から事務へ転職する前に覚悟しておくべきこと4選』についてご紹介しました。
- 仕事がマンネリ化して飽きやすい
- 個人で評価してもらうことが難しい
- 職場の人間関係が悪いとストレスが多くなる
- 運動しないと太る
どんな仕事でも我慢しなければならないことはつきものです。
しかし耐えなければならない事柄に対する許容度は人それぞれ違います。
- 自分にとっては耐えがたい
- 取るに足らないことだ
このあたりのことをしっかり考え、後悔のない転職を目指しましょう。