- 事務ってやりがいがある仕事なの?
- なんとなく事務を選んだらやりがいなさすぎて詰んだ
- もういっそのこと他の職種にキャリアチェンジした方がいい?!
そんな悩みを解決します。
- この記事の信頼性
事務は地味で変わり映えのしない仕事が多く、「事務にやりがいなんてない」と言われていることは事実です。
実際私も接客から事務に転職して、「接客の方がやりがいがあって楽しかったな」と思うことも多々ありました。
しかし、事務が仕事にやりがいを見出せないのは職種が原因とは限りません。
自分で工夫をしてやりがいを見つけていくことは大切ですが、実は事務にとって最も重要な要素は職場環境です。
社内で大半の時間を過ごす事務は、職場環境がマジで大切。
この記事では、事務でやりがいを求める人が絶対に選んではいけない会社の特徴と、事務にとって悪い職場環境を見抜くための対策まで解説します。
より充実した事務職のキャリアを築いていくために、ぜひ最後までお読みください。
事務職にやりがいがないと感じる理由
冒頭でも述べた通り、「事務にやりがいなんてない」と言われていることは事実です。
事務は営業や販売職のように売上に直結する”花形”の仕事ではなく、社員や会社経営を支える”裏方”の目立たない仕事が多いからです。
- 成果が目に見える仕事ではない
⇒ 追うべき目標がなくやりがいがない - ルーティンワークが多い
⇒ 慣れたら飽きてしまう - 単純作業が多い
⇒ スキルアップできない - 給料が上がりにくい
⇒ やってもやらなくても一緒 - 閑散期は仕事が少なくて暇
⇒ 働く意味を見いだせなくなる
毎日変化と楽しんだり目標を持って取り組める仕事なら飽きもきませんが、ルーティンワークの多い事務では必ず「”飽き”という壁」にぶち当たります。
事務を長く続ければ続けるほどその傾向は顕著に現れるので、事務はやりがいのない職種と言われることが多いのです。
しかしそんな事務でも、少し工夫することで「やりがいがない」「つまらない」といった状況から脱することは可能です。
具体的な方法は以下の通り。
- 目標を持って仕事に取り組む
- パソコンスキルを磨いて業務を効率化をする
- 専門性のある事務へ異動・転職する
- プライベートを充実させる
事務職ライフを楽しむ方法について詳しく知りたい人は、以下の記事を読んでみてください。
事務ってワークライフバランスが良さそうだけど、仕事内容がちょっと・・・
という悩みが解消されます。
≫事務がつまらないって本当?やりがいと魅力について紹介
「事務にやりがいとかあるの?」とお悩みではないですか?この記事では7年以上事務として働いてきた私が、事務のやりがいと魅力について紹介しています。実は事務でも、視点を変えたり工夫をすることで簡単にやりがいを見つけることが可能です。この記事を読めば、「つまらない」と言われる事務でも退屈することなく事務職ライフを謳歌する方法が分かります。
「事務なんかつまらなすぎて人生終わる!」と思っていた私も、今では事務職ライフを楽しんでるよ。
あんたは全国の事務従事者にお謝りなさい。
事務にやりがいを求める人が絶対に選んではいけない会社の特徴
やりがいが出にくい仕事が多い事務は、自分でやりがいを見つけたり見方を変えるなどの工夫は大切です。
しかし、事務が仕事に情熱を注ぐためには、職場環境が最も重要な要素となります。
以下では、事務にやりがいを求める人が絶対に選んではいけない会社の特徴を解説していきます。
- 業務内容が明確ではない会社
- コミュニケーションが不足している会社
- 若者が少なく40代以上が多い会社
- 教育制度・キャリアパスが皆無の会社
- 評価制度が不明な会社
業務内容が明確ではない会社
絶対に選んではいけない会社の1つ目の特徴は、業務内容が明確ではない会社です。
業務内容が明確に示されていないと、重要ではない単調な仕事ばかりを任される可能性があります。
例えば業務内容が「事務全般」などぼかされている場合は、
- 仕事量が少なくて暇すぎた
- ファイル整理やテプラ作成など雑用ばかりを任される
- メインで担当できる仕事がなく専門性を磨けない
といった、やりがいを見つけることが難しい仕事内容であることも十分に考えられます。
業務内容を明確にして求人を出せない会社は、そもそも社員の誰が何を担当していて新しい人に何をやってもらいたいのかが洗い出せていない可能性が高いよ。
そんなよく分からん会社に入るのも幸先不安だね。
もし気になる会社の業務内容が明確でないときは、面接で仕事内容をしっかり確認しておくことが重要です。
- 1日の仕事の流れ
- 採用に至った背景(増員、欠員補充、新規事業拡大など)
- 解決したい課題
面接の中でも業務内容をはっきり言ってもらえない場合は注意が必要。
無理に入社しても後悔する可能性もあるので、事務でやりがいを求める人は業務内容が明確ではない会社を選ばないようにしましょう。
コミュニケーションが不足している会社
社内のコミュニケーションが不足している会社も、絶対に選んではいけない会社の特徴の1つです。
上司や同僚とのコミュニケーションが不十分な場合、自分が目指すべき方向や担うべき役割を理解しにくくなります。
情報共有不足で自身の会社での立ち位置が見えない状態では、事務は目の前の仕事以外にやりがいを見出すことができません。
事務は「言われたことだけやっといて」という状態にさせられると、「スキルアップして頑張ろう」「誰かの役に立てるように頑張ろう」という気力が奪われます。
事務がやりがいを感じるためには、普段のルーティンワーク以外の仕事を見つけることも結構重要だよ。
コミュニケーションが少ない会社だと、自分ができることを見つける機会がなさそうだね。
社内のコミュニケーションの状態を確認するためには、面接時に職場の雰囲気を見させてもらうことが一番です。
- 社内で会話をしている人がいるか
- 殺伐とした空気が流れていないか
最近では社内のコミュニケーションをチャットツールで済ませる会社もあるので、コミュニケーション手段についても確認しておきましょう。
「仕事中に会話もチャットもほとんどしない」という会社であればコミュニケーション不足の可能性が高いので、絶対に選んではいけません。
若者が少なく40代以上が多い会社
事務でもやりがいを求めたい場合、若者が少なく40代以上が多い会社を選ぶのは危険です。
人は歳を取れば取るほど保守的になりやすく、年配が多い会社では新しいやり方や発想を受け入れてもらえない可能性が高くなります。
- 新しいシステム導入
⇒ 「分からない」と拒否される - 無駄な業務削減を提案
⇒ 理由なしに「今まで通りで」と押し通される - ペーパーレス化を提案
⇒ 「データはなくしてしまう」と嫌がられる
これらは実際に私が経験したことですが、社員に「改善していこう」という意識が見られず、前向きに仕事をやっていく気持ちになれませんでした。
検討すらしてもらえないとさすがに萎える。
保守的な考えの社員が集まる会社に当たらないためには、社員の年齢層や業務に対する姿勢を確認しておくことが大切です。
- 社員の年齢層
- 新しく入社する人に期待していること
- 業務改善が積極的に行われているか
もちろん社員の年齢だけで会社の良し悪しを判断できませんが、社員の年齢層は「保守的な社員が多いかどうか」の1つの指標にはなり得ます。
事務でも能動的に仕事をしていきたいと考えている人は、若者が少なく40代以上が多い会社は選ばないようにしてください。
教育制度・キャリアパスが皆無の会社
事務にやりがいを求めるなら、教育制度やキャリアパスが皆無の会社を選んではいけません。
社員を育てる気がない会社では成長できる環境がなく、数ヶ月でやりがいを失う可能性が高いです。
- 仕事内容も仕事環境もずっと変わらずそのうち飽きる
- いつまでも簡単な仕事しか任せてもらえない
- 何を目標に頑張ればよいのか分からなくなる
事務はただでさえ自分でやりがいを見つけていかなければならない職種なのに、会社の目指すべき方向性がない状態ではやりがいを見つけようがありません。
新たなスキルの習得や昇進が望めない会社では、いずれ「もっと活躍できる会社で働きたい」という気持ちが芽生え、再転職の道につながります。
聞いても教えてもらえない環境は本当に地獄。私いらんやん、ってなる。
折角働いてるのに、何も成長できないのって悔しいよね。
「会社の人財」を「会社の”コマ”」としか思ってない会社を避けるためには、どれだけ人の教育に力を入れているかを確認しておく必要があります。
- 社内教育として取り組んでいることはあるか
- 部署異動がある可能性はあるか(専門性の高い事務への異動など)
- 事務でも昇進の機会はあるのか
社員に対して「将来こうなってほしい」というビジョンがない会社では、入社してから放置プレイをされ、入社したことを後悔することもあります。
事務でもやりがいを失わないために、教育制度やキャリアパスが皆無の会社は避けるようにしましょう。
評価制度が不明な会社
事務にやりがいを求める人は、評価制度が不明な会社に転職すると後悔します。
事務は分かりやすい数値で頑張りを評価することが難しく、評価制度がない会社では評価に納得できない場合が多いからです。
例えば営業や販売職では「売上」という分かりやすい指標で自分の頑張りをアピールすることができますが、事務にはこれほど分かりやすい指標となるものがありません。
評価の基準となるものが何も分からないと、事務は何を頑張ればよいのか分かりません。
「評価のために仕事してるわけじゃないから別にいいよ」という人もいるかもしれませんが、同僚と昇給にはっきり差がついたときには絶対に納得できなくなります。
ミスの多い同僚の方が昇給額が大きいとやる気をなくす。やる気スイッチ大爆発だわ。
特に評価制度が整っていない会社だと、上司や社長の好き嫌いで評価が決まるのが恐ろしいところだよね。(ガタガタ
分かりやすい評価基準を作ることが難しい事務にこそ、会社の評価制度には注意をしてほしいところです。
面接では必ず評価制度について確認をしておきましょう。
- 評価制度の仕組みにつて(誰がどのように評価するか)
- 評価が高い事務員はどんな人が多いか
あなたがよく分らない評価制度でも気にならないなら話は別ですが、評価制度自体がない会社は論外です。
事務でも前向きに仕事をこなしていけるよう、評価制度自体がなかったり、基準が不明な会社は選ばないようにしましょう。
そもそも事務職に向いていない人は要注意
そもそも事務職に向いていない人は注意が必要です。
いくら「事務にやりがいを求める人が絶対に選んではいけない会社」を避けたところで、職種自体があなたにマッチしていないと転職を後悔する可能性が高くなります。
- パソコン作業が劇的に苦手
- 長時間の座りっぱなしが辛い
- 指示されるのが嫌い
- 作業が大雑把
- 1つの作業に集中したい
- 毎日仕事に変化がほしい
このような特徴に当てはまる人は、職場環境以前に事務という職種を考え直す必要があります。
下記の記事では「事務に向いている人/向いていない人の性格」について解説しているので、怪しいかもと感じる人は事務職向きかまずはチェックをしてください。
≫【転職前にチェック】事務職に向いている人の性格7選!向いていないのはどんな人?
いや~でも事務って楽そうじゃん?だから事務に転職したいんだよね。
と考えている人は、あなたが事務転職で幸せを掴むか地獄を見るか転職前にはっきり分かる下記の記事をご覧ください。
≫事務職が「楽」と考えているならやめとけ!経験して気づいた大変なポイント7選
また、適性診断で事務に向いているか確認してみたい人は、ミイダスの「コンピテンシー診断」もおすすめです。
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万人にとって「良い職場」という条件は存在しないので、あなたにとって働きやすい環境を知っておくと転職の役に立ちます。
ちなみに私は「適性のある職種」は2位・3位が事務系職種で、「ストレスを感じやすい環境」は強いプレッシャーの中での仕事だった。
向いてる職種やストレス要因が分かると、転職後も後悔しなくて良さそうだね。
まとめ:職場選びも慎重に行おう
今回は事務でやりがいを求める人が絶対に選んではいけない会社の特徴について解説しました。
- 業務内容が明確ではない会社
- コミュニケーションが不足している会社
- 若者が少なく40代以上が多い会社
- 教育制度・キャリアパスが皆無の会社
- 評価制度が不明な会社
事務の仕事は自分でやりがいを見つけることが大切ですが、職場環境は最も重要な要素です。
環境や一緒に働く仲間が変わるだけで、事務の仕事の楽しさは全く違うものに変化します。
求人情報だけでは分らない情報も多いので、面接や転職エージェントを通して企業分析をしっかり行っていきましょう。