- 営業事務に興味あるけど自分が向いているのか分からない
- 転職してから後悔するのは嫌!
- どんな人が営業事務向きなのか教えてほしい!
こんな悩みを解決します。
- この記事の信頼性
営業事務は会社の営業部門を支える事務職です。
「事務職」という括りでは「事務に向いている人の性格」の記事で紹介している性格の人が向いています。
「事務に転職して合わなかったらどうしよう」とお悩みの方必見!事務は覚えれば難しい仕事ではありませんが、人によって向き不向きが出る職種でもあります。この記事では7年以上事務として働いている私の経験から、事務に向いている人と向いていない人の性格について解説しています。転職で後悔したくない人はぜひ最後までお読みください。
しかし、営業事務は営業部門専属の事務である以上、さらに向いている人の範囲は限定的です。
この記事では、営業事務という職種に特化し、向いている人の特徴と向いていない人の特徴についてまとめました。
商社で営業事務を5年務めた私の経験から結論付けています。ぜひ最後までお読みください。
営業事務に向いている人の特徴5選
私が営業事務として働く中で、「この人は営業事務としてバリバリ活躍しているな」と感じた人の特徴は以下の通りです。
- [重要度:★★★★★]
テキパキ動くことが得意な人 - [重要度:★★★★☆]
先を読んだ行動ができる人 - [重要度:★★★☆☆]
人と話すのが好きな人 - [重要度:★★★☆☆]
何事にも興味を持って取り組める人 - [重要度:★★☆☆☆]
達成感ややりがいを求める人
テキパキ動くことが得意な人
営業事務はテキパキ動くことが得意な人が向いています。
営業事務の仕事は常に手を動かし続けないと終わりません。通常のルーティンワークに加え、突発的な仕事が多く発生するからです。
通常の受発注などの仕事に加えて「電話対応」「来客対応」「トラブル対応」「営業の依頼」「顧客対応」などの仕事をこなそうとすると、「茶でも飲むか」とのんきに休憩している時間はありません。
事務ってお気楽な仕事じゃないの?!
と考えていた人には悲報ですが、残念ながらこれが営業事務の現実。
しかし、ダラダラ仕事をするよりテキパキ仕事をこなすことが得意な人には、営業事務は適性のある仕事となります。
私は仕事を捌くのが楽しかったから、まぁまぁ向いてたかも。
ゲーム感覚で仕事できたら楽しそうだね。
先を読んだ行動ができる人
先を読んだ行動ができる人は営業事務に向いています。
営業事務は営業のサポート役としてどれだけ貢献できるかが勝負です。
例えばこんなことができる人は、先読み行動ができる人。
- お客さんがA商品を急ぎでほしいって言ってたから、そろそろ納期が確定しているか確認してみよう
- 毎月営業さんに資料作成を頼まれるから、今月も同じように作っておこう
- 今月からB商品が値上げになるから、先に価格を確認しておこう
このような先を読んだ行動は仕事に慣れるまではできなくて当然ですが、1年・2年経つ頃には求められるスキルになります。
営業サポートなんだから、営業に頼まれたらやればいいじゃん。
と思う人もいるかもしれませんが、実際そのような人は「全然自分で考えて動いてくれない」と営業から文句を言われてしまいます。
言われたことをきっちりこなすことは事務として当然のこと。営業事務はさらに上のスキルを求められます。
先を読んだ行動が得意な人は、営業からも頼りにされること間違いなしです。
同僚の営業は「自分でやった方が早いからもう頼まない」って嘆いてたよ。
営業の立場になってみたら可哀想な話だね・・・。
人と話すのが好きな人
人と話すことが好きな人は営業事務に向いています。
営業事務は営業とのコミュニケーションはもちろんのこと、社外の人や他部署の社員とのコミュニケーションが多く発生する事務職です。
常に誰かと会話することになるので、「今日は一言も話さなかったな」という日はありません。
特別「誰かと話すのが好き!」という人でなくても問題ありませんが、会話が好きな人の方が仕事のストレスが増えないので営業事務に向いています。
私はそこまで話すのが好きな方じゃないけど、報連相ができれば問題なし!
コミュニケーション能力があるのは前提で、人と話すのが好きであれば尚営業事務向き、って感じだね。
何事にも興味を持って取り組める人
営業事務に向いているのは、何事にも興味を持って取り組める人です。
営業事務は営業が不在の際に代理をこなす必要があるので、会社の事業や取引先について知識を深めていかなければなりません。
- 取り扱い商品の用途やバリエーション
- 主軸の商品や大口の取引先
- 取引先の事業内容
このようなことを知っておかないと、社外から問い合わせがあった際に営業代理としての役目をこなせません。
問い合わせがある度に営業に頼っていては、営業が営業活動に専念する時間の妨げになってしまいます。
営業事務の知識が多いと営業も仕事がしやすくなるので、何でも興味を持って取り組める人は営業事務としての素質があります。
ベストな行動は営業事務が問い合わせに回答できること!ちょっとずつでも知識を吸収して営業マンをサポートしよう。
最初は無理でも、覚えていく姿勢が大事だね。
達成感ややりがいを求める人
事務ってやりがいあるの?
と不安な人におすすめしたいのが、まさにこの営業事務。
営業事務は営業と一緒に売上を追うことになるので、目標達成できたときには他の事務よりやりがいや達成感が生まれます。
例えば、「今期の目標が達成できたから、みんなで旨い肉食うぞ!」とチームで打ち上げができるのも営業事務として楽しかった出来事の1つです。
会社によっては特別ボーナスが支給されることもあります。
金と美味い飯には抗えん。
汚ねぇ女で草。
自分が考えて動いた結果お客さんに喜んでもらえたり、「作ってくれた資料が見やすくて受注が決まったよ!」と営業から言ってもらえることも大きな喜びでした。
このようなやりがいは営業部門で働く事務職でしか得られないものです。
仕事をやるからにはやりがいや達成感も求めたい!という人には、性格的に営業事務が向いています。
営業事務に向いていない人の特徴5選
逆に、事務としては向いていても営業事務向きではないなと感じた人の特徴は以下の通りです。
- [重要度:★★★★☆]
自分のペースで仕事をしたい人 - [重要度:★★★★☆]
チームプレーが苦手な人 - [重要度:★★★★☆]
言われたことだけやりたい人 - [重要度:★★★☆☆]
対人関係でストレスを抱えやすい人 - [重要度:★★☆☆☆]
エクセルの関数が苦手な人
自分のペースで仕事をしたい人
自分のペースで仕事をしたい人は、営業事務に向いていません。
営業事務は突発的に発生した仕事に対して、都度優先順位を変えながら仕事をしなければならないからです。
このように臨機応変に対応出来ない人は、仕事の優先順位が変わりやすい営業事務の仕事でストレスを抱える可能性が高くなります。
自分の仕事だけに集中してペースを乱されたくない人は、営業事務を選ばないようにしましょう。
営業事務は臨機応変な対応が必要。
チームプレーが苦手な人
営業事務に不向きなのは、チームプレーが苦手な人です。
営業事務は複数の営業とチームになって、売上ノルマを追いかけます。
- 営業が数字をとるためにできることがあるか
- 営業事務が何をやっておけば仕事がスムーズに進むか
- 仕事を効率的に進められる方法はあるか
このように、チームがノルマを達成するために、営業事務は常にチームのことを考えて仕事をしなければなりません。
自分1人の仕事を一生懸命進めるだけではチームへの貢献度は弱まってしまうので、チームプレーが苦手な人は他の事務を選びましょう。
仲間にパスを出さないでドリブル突破が好きな人は不向き。
言われたことだけやりたい人
言われたことだけやりたい人は、営業事務としては不向きです。
一般事務ならそれでも仕事は成り立ちますが、営業事務は営業代理として自ら考えて行動しなければならない場面も多いからです。
毎回営業に確認を取っていては、外出や商談で忙しくしている営業がさらに疲弊してしまうからです。
もちろん、やったことのない仕事を勝手に判断するのは良くない行動ですが、すでに経験済みで分かることなら自分で積極的に動くべきです。
「そんなの苦手!事務なんだから言われたことだけやらせてよ!」という人は、営業事務に転職すると営業と対立する可能性があるので、営業事務には向いていません。
一緒にノルマを追いかけるからには、営業事務も積極的に仕事をこなす努力が必要。
対人関係でストレスを抱えやすい人
対人関係でストレスを抱えやすい人は、営業事務は選ばない方がよいでしょう。
営業事務は営業との関係が密接になるので、営業と相性が悪い場合はストレスで仕事が地獄と化します。
このような営業に当たってしまった場合は最悪です。しかし、どんな営業と一緒に仕事をするかは、会社に入ってみないと分からないのが怖いところ。
対人関係でストレスが爆発してしまう人は、営業との関わりが深い営業事務は選ばない方が無難です。
相性最悪の営業に当たると、なんでこの人のサポートをしないといけないのかってバカバカしくなってくる。
エクセルの勉強が苦手な人
営業事務に向いていないのは、エクセルの勉強が苦手な人です。
営業事務は、営業の資料作成やデータ入力においてエクセルを使う頻度が高くなります。
- 最低限使いこなしたいエクセル技
- 慣れたら使いこなしたいエクセル技
- 余裕があれば使いこなしたいエクセル技
このようなエクセル技が使いこなせないと、頼まれた資料作りに苦戦してしまいます。
「あんまり知らないけど勉強する!」という人は大丈夫ですが、「エクセル・・・無理」と拒絶してしまう人は、営業事務として活躍できる幅は狭まるでしょう。
数学が苦手な人は苦戦する可能性大。
営業事務の仕事内容を理解しておこう
営業事務に向いているかどうかを判断するには、営業事務の仕事内容について理解しておくことも重要です。
私が商社の営業事務として働いた仕事内容は下記の通り。
- 受発注処理
- 納期管理
- 出荷のスケジューリング
- 納品書と受領書の発行
- 仕入先への見積依頼
- 顧客への見積書発行
- 仕入先/顧客とのやりとり
- 他部署との連携
- 業務効率化
営業事務はこのような通常業務に加え、電話対応や営業からの依頼といった突発的な仕事に対応していきます。
常に次の仕事を考えながら目の前の仕事をこなしていくことが大切だよ。
未経験者は慣れるまでの辛抱だね。
営業事務が具体的にどんな仕事をしていくかは、下記の記事で紹介しています。
≫営業事務の具体的な仕事内容
営業事務への転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
事務未経験者には営業事務がおすすめ
営業事務って未経験者には難しいって聞くけど、本当?
と気になる人もいると思いますが、私は事務未経験者にこそ営業事務をおすすめしています。
理由は以下の通り。
- 慣れれば難しい仕事ではない
- 他の事務より転職しやすい
- 一般事務より専門性が身に付く
- やりがいを持てる
- 営業や接客経験者は馴染みやすい
- 管理部門(総務・経理など)へステップアップするための足掛かりになる
もし営業事務に転職して「営業事務は合わない」と思っても、事務として必要なスキルは身に付けることができます。
例えば営業事務として経験を積めば、
- 効率的なデータ入力
- 資料作成
- システム操作経験
- PCスキル
このようなスキルを身に付けることができるので、次の転職にも困りません。
事務経験があるとないとでは、選べる仕事が段違い。
私が事務未経験者にこそ営業事務をおすすめする理由の詳細については、以下の記事で解説しています。
≫事務未経験者に営業事務をおすすめする理由
「事務未経験だけど、営業事務に挑戦して大丈夫?」と不安を抱えている人は、ぜひ参考にしてください。
そもそも事務に向いているかの適性診断
適性診断で事務に向いているか確認してみたい人は、ミイダスの「コンピテンシー診断」を利用することをおすすめします。
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ちなみに私の場合は上位3職種中、2職種が事務系の職種でした。
- 1位:クリエイター(Web/ゲーム/広告/出版/映像)
- 2位:事務職(オフィスワーク) ←事務系
- 3位:管理部門専門職 ←事務系
こんな感じで自分に適性のある職種が高い順に表示されるよ。
登録や適性診断は完全無料です。面倒な履歴書や職務経歴書の作成も一切不要なので、気軽に診断を受けることができます。
事務へ転職していいか不安な人は、ぜひ転職前の自己分析ツールとして利用してみてください。
まとめ:営業事務に向いてそうなら転職準備を進めよう
今回は営業事務に向いている人の特徴と、向いていない人の特徴について解説しました。
- テキパキ動くことが得意な人
- 先を読んだ行動ができる人
- 人と話すのが好きな人
- 何事にも興味を持って取り組める人
- 達成感ややりがいを求める人
- 自分のペースで仕事をしたい人
- チームプレーが苦手な人
- 言われたことだけやりたい人
- 対人関係でストレスを抱えやすい人
- エクセルの関数が苦手な人
営業事務は他の事務とは違い、テキパキと自発的に行動することが求められます。
「15時には事務員でお茶をしながらゆっくりまったり~♪」と考えている人が営業事務に転職すると、仕事の忙しさで後悔する可能性が非常に高いです。
しかし逆に「暇は耐えられん!あれこれ自分で考えて仕事したい!」という人には、向いている可能性が高くなる職種でもあります。
自分が営業事務に向いているか向いていないかよく考えて、今後の転職の方向性を考えていきましょう。